Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

2018-01-01から1年間の記事一覧

またパンツの話

夫 「君は知ってるか、日本製パンツは履き心地サイコーなんだよ」 左のがイオンで買った、3枚1000円のお気に入り日本製パンツ。ヨーロッパ製は大事なところのまわりに線があるのに比べ、日本製は無いらしい。そのかわりにある小窓、(ご丁寧にボタンまでつい…

もう飽きた主婦ごっこ

娘かわいすぎてバレエやめてもう一人今から作るかー、と錯覚しそうになるがペリメニを皮から1キロ作り終えて思った、主婦ほど暇なものない!!妊娠中地獄すぎたから子育て全然ラク。 子育ては鬱だの自殺したくなるだの脅してきたのは誰だー、日本のドラマや…

娘の洗礼式

生後40日が経ったので、娘をロシア正教に洗礼してもらった。妊娠中に何度か通った教会のビクトル神父、洗礼父母には、私達夫婦が信頼できる友人のジーマとオーリャになってもらう。約一時間の洗礼儀式、ずっと誰かに抱っこしてもらえている娘はご機嫌で、一…

一ヶ月検診@ロシア

子供病院戦争が始まってしまった。すでに登校拒否の私、先月末の第一回目検診は夫だけに行かせたら医者から母親は?と皮肉られたらしいので今日は私も同行。歯医者、心臓エコー、臓器と太ももエコー、心電図、ストレス検査へ。やはり何一つ同じ場所では検査…

日ソ共同アニメ

夫が子供時代に見たというソ連アニメを見た。 ソ連と日本の共同製作アニメ、「小さなペンギンロロの冒険」サザエさんのBGMが何度も流れて、お話に集中できなかったけれど、人生山あり谷ありだと教えるアニメかな。子供が悪いことをしたら親ペンギンがお尻を…

ロシアの産院出所式

ロシアという大きな田舎の田舎者は、あたかもロイヤルファミリーのように仰々しく産院出所式退院式を行う。 結婚式と同じように高級車をレンタルして「愛しの妻よ娘・息子をありがとう、愛してるぜベイベー」というシールを車に貼り付け、ガタガタ穴だらけの…

ロシアの夏は忙しい

穴だらけのガタガタ道を越えた先にある、うちのダーチャは修道院の目の前。ソ連時代に無料で分け与えられた土地ではなくて、買った土地のダーチャ。無料でもらったダーチャは20年も前に人に荒らされてしまったそう。こういうケースは多く、今では買う人が多…

国際結婚

ロシアで結婚したのは去年の2月だけれども日本で結婚したのは去年の6月あたりなので(結婚届を郵送後、戸籍謄本取り寄せていないからいつ日本で受理されたか知らない)両国で正式な人妻になったのは、去年の7月にした結婚奉告祭の日としよう。 というわけで今…

私は哺乳類

今朝は搾乳している夢を見た。しかも私は牛で私ら牛はFF7のチョコボ小屋で飼育されていて、 牛飼いに搾乳終わったらミルクはこのタンクに入れてねと言われたから、入れに行こうとしたら、ミルクタンク泥棒が来て牛飼いが怒鳴ったところで人間の私は目覚めた…

抱っこ紐で警察沙汰

抱っこ紐で外歩いてたら、死んでる赤ちゃん連れてる人って警察に通報されたー爆誰かが「死んでる赤ちゃんを若者二人が連れて向こうへ行った!」と警察に通報し、警察は私らを車で追っていた模様。私らマクドに行っていて、その帰り横断歩道で捕まった。警察…

ロシアで沐浴

私はオムツを担いだ女やはり日本製素晴らしいよ。沐浴のために水を沸騰させて冷ましておく。ロシアの水は汚いから蛇口の水そのまま赤ちゃんに使えない。この大きな鍋で3回分の水が作れる、これが重労働なのよね。お茶で赤ちゃんを洗います母親学級で見た沐浴…

やはりロシアの医者は最悪

「便座でなくてゴミ箱にウンコしたのお前だろ」などと私を糞扱いしてきた看護婦に「黙れデブ牛」と言い放った半年前のことを、今日になって叱ってきた院長がこの国にいる。 帝王切開後、1ヶ月程は流血が止まらないのは普通なのに、これは異常だ異常だ騒ぐ姑…

バレエどころじゃない

ロシアのデタラメ栄養指導のおかげで産後2週間で11キロ減。産後ダイエットでお悩みの方は是非ロシアで藪医者の元へ!!!!問答無用でメリメリ落ちますよ笑 バレエで必要なとき落ちないのに!!!!要らんとき落ちる体重、欲しいとき落ちない体重。 「母乳が薄くなる…

母乳の心得@ロシア

モドリッチ様のクロアチアに負けて暴れている人々に紛れて暮らすわたし。案の定、ロシア人が一番スタジアムで暴れて問題児だったようです。スタジアムで1日12時間、試合に背を向けて立つバイト(600ルーブル)した友人が言っていたけれど、「皆殺ししてやるー…

ロシアで母になってしまった

ノーパンの園より出所!出所してすぐパンツを穿きました (重要)日本の母が送ってくれた日本製の産褥ショーツというスグレモノに産後ナプキンというオプションを付けた。穿き心地やんごとなき。サヨナラ、股に布挟み生活。こんにちは、姫パンツ生活。 家に帰…

出産記録3@ロシア

ロシアでは携帯電話が無かった時代、入院中の妻との会話は入院室の窓からだった。古き良き昔がそうだったから、2018年の今も何も変わらず。窓越にデカい声でアレ持って来いコレやっておけ、と叫び合うのです。日本だったら入院に備えて、病室生活で必要なも…

出産記録2@ロシア

ノーパンの園に収監されたその日にすぐ産みました。私の骨盤ではこの巨大児は無理なので切腹サインして、浣腸して、荷物は一階のコート預け場に置いたら以下の格好に着替え、帝王切開準備完了。私が大尊敬する、十年前にモスクワで夫に針と糸を買ってこさせ…

出産記録1@ロシア

3870グラム55センチを帝王切開で産みました!しかし真のロシアでの戦いはここからだった。今、切腹&手術後二日目で2リットルの水やら荷物持って階段登らされ入院室移動したところです。しかもパンツ没収されてるから布を股に当てて抑えながら!私は神だろ…

ボランティアと搾取

内務省とか省庁からの通訳翻訳、スパイ行為を無料でお助けする事を拒否したことを知っているロシア女記者が、私がサッカー観戦してることに腹立っているのか皮肉のこもったメールをしてくる。サッカー試合会場であってもなくても、たくさんの外国人がロシア…

ロシア在住妊婦の暇潰し

サッカーがこんなに面白かったとは!昨日のクロアチアがかっこよすぎて中継で見たあと、再放送も続けて見てしまった。サッカー知らないのに今まで勝手に毛嫌いしていてごめんなさい。W杯がロシアであるせいで国が節約してるから給料減ったし、警察やら官僚…

ロシア夫とサッカー観戦

日本人やっぱすごいわ、地震悲劇のあとにこの結果よ。なんたる精神力、サッカーわからないけど感激した。日本に居たら日本ガンバレ!とか日本人ウオオオオーって気持ちにはならなかったんだろうけどロシアが開催地で日本人がわざわざロシアに来ていて、その…

ロシア妊婦生活を振り返る

10月 ・賃貸を突然追い出される。「別の人が高値で買ったからあんたら4日以内に出て行け」→引越・「これ踊るまでは絶対妊娠しないでね」と言われていた舞台を終えたので、妊娠決意・つわりが始まってしまった時に「あ、また公演入っちゃった」と言われ2度主…

入院、出産準備リスト@ロシア

さて、産院に持っていくもの再確認。パンツ没収された妊婦だらけの入院室、別名 ”ノーパンの園”では規制だらけの囚人生活を送ります。 自分のために、そしてこの先、どこかで道を踏み外し、ロシアで出産になってしまう人のためにロシアの国立無料産院に持ち…

パンツに潜む人類の人権

パンツを穿いた生活を送れる我々人類は、この安堵に包まれた生活に感謝しないといけない。パンツを没収され、1,5日ノーパンで過ごした私は、パンツを穿くことを夢に見た。パンツを没収されただけで、惨めで、屈辱的な気持ちになった。パンツが基本的人権の…

ロシア男がいいと思う理由

妊娠してバレエもせず、一般ロシア人と同じ状況に身を置くと、病院や役場を介してロシアの実態が垣間見えた。今までも入院や書類関係で知っていたはずなのだが、バレエのためだと思えば忘れられたし、目を瞑れた。 超絶暇人な今、こんなにロシアに対して嫌気…

我流マタニティフォト

「ボリショイバレエ学校では50kgを超えるとデュエットの授業を受けさせない。受けられなくても授業見学はする義務がある。スポンサーや両親が賄賂で解決しようとも、アカデミーは許さない。そんな人たちにアカデミーは授業料の返金はしない。」 と、入学時に…

妊娠中全5回のエコー終了

検診のたびに尿検査を出さないといけないの何ででしょうかね?臨月だし、夜な夜なトイレに駆け込んでいるのでどのタイミングで尿カップに入れればいいか分からないし、ひたすら無駄な気がします。検尿カップ代(約60円)でロシア健康省が稼ぐためでしょうか…

人恋しい季節

6月は移籍していく同僚との別れの時期。ちょうどその頃出産予定の私にとっては、今、彼らとの時間を過ごしておかないともう二度とない。 オーケストラの友人が再来月からカナダへ行く。彼は22-25ヶ国語を自在に操る身長210cmの元二重スパイ、世界各国を飛び…

移民局で殴られなかった

劇場シーズンは6月末までなので、5~6月は毎年確定申告の時期。うちの劇場は外国人の扱いを知らないし、やってくれないので自分でやります。劇場のソリスト妊婦が産休中でも関係ない、自分でやれ主義。まあ、それはいい。 お金の計算で頭を使うのはいいがそ…

臨月前にロシア夫が退職

今日は夫が退職してきた。この町では大手の会社だったので給料も平均より高かった。一ヵ月前から、辞めたいと言っていて(12月に転職したばかり)理由は大きなプロジェクトと関わる面接を一ヶ月間、毎日「明日ね」と言われ続けたこと。先週、その大きなプロジ…