Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

妊娠中全5回のエコー終了

検診のたびに尿検査を出さないといけないの何ででしょうかね?

臨月だし、夜な夜なトイレに駆け込んでいるのでどのタイミングで尿カップに入れればいいか分からないし、ひたすら無駄な気がします。

検尿カップ代(約60円)でロシア健康省が稼ぐためでしょうかね。

 

普通は朝一の尿を採りますが、夜中も毎時間トイレに行っているので朝一の尿提出なんて無理なわけです。

でも朝一の尿でないと、汚くなっているから病院から文句言われます。

ロシアでは普通、膣にコットンを差し込んで尿を採るそうです。それが常識だそうです。ロシアに住んでいるなら知っていないといけないそうです。なんだそれ。

むかついたからもう次の検診から尿検査提出しないことにしました。

出さなくても罰金とられることはないそうですから。なら、胸を張って提出しない。

 

今朝の私の検診予約時間は10時24分。

以前から書いているとおり、時間通りの診察ではなく、来た順・列を占領した順なので9時半から診察室前で待機。

8時に来たほうがいいのは頭ではわかっていたのだが8時台はタクシー代が割高だからケチって9時のタクシーにしたのであった。

それがいけなかった。結局診察を受けた時間は11時45分。

 

来た順に並んでいたので、私はピンク服巨漢女性の後を占領。

ピンク服巨漢が診察を終えて部屋を出てきたから、私は席を立つ。

すると近くに座っていた女が割り込んで診察室に入っていった。臨月で腹が重い私にはその素早さに勝てなかった。

順番ぬかしやがったヒールの女に対して私のムカツキ120%、その女の後を追って診察室に入り込み文句言う。

私「おい女、おまえ順番守れ」

女「私ねえ臨月なの、もうすぐ産むの、だから優先なの」

私「私だって臨月よ」

診察室にいる担当医「この女性はうちの病院の労働人だから優先なの、スナハラはこの人のあとにして。

 

もう、なにこれー!!!????むかつく!!!!!!むかつくしかない!書いててもむかむかしてきた!!!!

 

担当医にもむかつく!しかもこの担当医、明日から一ヵ月休暇!その間に私は産むでしょう。

東京に、医者になった友達が数人いるが、そんな休暇があるなんて聞いたことないし彼らは忙しそうだ。それと比べてなんだこの担当医。

ロシア連邦法で三週間以上の休暇をとることは義務化されている。らしい。へえー!目の前で死に掛けの患者がいても見捨てて行くだろうロシアの医者は。

検診する医者ってのは実際オペしたりする技術も器量もない医者なので、どうせお産には関わらないのだが、立会いをする義務がある。

私はこの3月からの担当医が立会いするものだと思っていたから、また出産時の不安要素が増えた。

 

妊娠全期間中のエコーが終わりました。今日、エコーしました!わが子を見せてもらうことなんてありえない。

見せて、と言うと「なんのために、あんたどうせわかんないでしょ、私の仕事増やさないでちょうだい、黙ってろ」

 

こんな感じで私の妊娠全期間中5回のエコーは終わりました。

数年前にロシア連邦で、妊婦は胎児スクリーニング検査を3回受けることが義務化されたそうなので

スクリーニングも含めてロシアで国立病院で検診を受ける妊婦は全6回のエコーを受けます。(普通のエコーは3回)

なんか日本ではしかも産む直前だかにエコーするらしいですね。そうだよねへその尾からまってないかとか逆子でないかとか調べるよね。

時代遅れロシアにいる私にとっては無関係の話です。

 

なんで私が5回だったかというと、以前エコー室の鍵を持って帰った医者がいてエコー室の鍵がないからエコーもなくなったのでした。

https://ameblo.jp/kanonballet/entry-12345233902.html (1月のブログ、鍵がないからエコー無し)

 

しかしそれでも胎児スクリーニングを危険だと思ってるロシアの老若男女ガリ巨漢は、3回目のスクリーニングを拒否する人も多い。

エコーが害悪って本当に何時代に生きてるんだこの民族!!!!!?20キロ太るほうが危険だよ!!!!!

 

日本の妊婦は検診が楽しみだそうですね。エコーでわが子を見るのが楽しみだそうですね。

そんな楽しみは無いだよロシアという大きな田舎では。

 

ロシア全土で共通してお似合いのメロディってなんだろ、

ロシア国内ぐるぐる引っ越したり客演で100年も経ってない街を見てきて8年の私がチョイスする曲はこれ↓

♪おら東京で牛飼うだ~

 

 

Можно вывести девушку из деревни,а вот деревню из девушки никогда

というロシアの諺がある。

「女の子は田舎から出ていけるけど、田舎が女の子から出て行くことは無い」