Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

ロシアの夏は忙しい

穴だらけのガタガタ道を越えた先にある、うちのダーチャは修道院の目の前。ソ連時代に無料で分け与えられた土地ではなくて、買った土地のダーチャ。無料でもらったダーチャは20年も前に人に荒らされてしまったそう。こういうケースは多く、今では買う人が多い。
夏の間に収穫して瓶詰めにしておかないと、冬に後悔するのは自分。冬は野菜高いし、疲れて帰ってきたあとに野菜刻んでスープ作りは大変なので今のうちにマリネもボルシチも瓶詰めにして保存だー。

ロシア人はスープも骨から煮出して本格的な料理するとか何とかどこかで聞いたことがあるけれど、単純にレトルト食品が日本みたいに無いからだよ笑 日本は凄い。共働き大国ロシアにもレンジで30秒チンすれば食べられるものがあればこの国変わるんじゃない。

ところでロシア人はピロシキばかり食べてるわけではない、食べてるけど。ファーストフード大好き。数年前のマクド肉問題でバタバタと店が閉じたとき、「またピロシキ食べないといけない」と愛嬌抜群ロシアンおばあちゃんが呟いていたのを私は確かに覚えている。

値段の張るファーストフードにありつくためには普段の節約が欠かせない。
ロシア人の主食、じゃがいもはエカチェリーナ2世がロシア人に食べさせ始めたと聞く。うちのじゃがいも畑もかなり広い。いつか娘のエカチェリーナを連れて来て話してあげよう。


食べかたがわからなくとも、花を帽子に飾っていたらしい。


コールラビは生でもおいしいけどスープにいくらでも入れられる。辛めのキャベツ?


義父、夫、夫兄、従兄弟がつくった小屋とキッチンとバーニャ。ロシア男はやれば何でもできると頭を撫でたくなる瞬間。


井戸もうちの男たちの力作


ここで、シャシャリク(ロシア人が大好きなバーベキューだが実はグルジア料理)ができる


さくらんぼはコンポートにして保存する


姑と二人でルンルン選んだドピンクキッチン、理想はリカちゃんハウスチューラブラブドキドキキラキラ

男たちには反対されたが、キッチンは女の領域だと言い張り、勝ち取った権利。


バーニャ、白樺の葉っぱで身体パシパシするスペースも十分にある。


黒スグリ、いちご、ラズベリーはジャムにしよう


井戸で水を引ける。ここ丸太はわたしたちの結婚記念に知り合いのジプシーがくれた



小屋で休憩。基本、義父がここに寝泊まりしていて、義母はキッチンで寝てるらしい。


ご近所さん、山羊飼ってる。食べるのかな