Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

母乳の心得@ロシア

モドリッチ様のクロアチアに負けて暴れている人々に紛れて暮らすわたし。案の定、ロシア人が一番スタジアムで暴れて問題児だったようです。

スタジアムで1日12時間、試合に背を向けて立つバイト(600ルーブル)した友人が言っていたけれど、「皆殺ししてやるー」と危険発言したロシア人が警察に捕まりかけた。
応援席から下の席にビール流して遊んでるのはロシア人、チケットがないとスタジアムに入れないことに激怒し、俺は○○の友達だから裏口から通せと突っ張り、強行突破するのもロシア人で、世界の人々の前で恥ずかしかったそうです。
IDカード、チケット、セキュリティは頑丈に見えていたのですが、結局ゆるゆるだそうですね。残り数日、まだロシアにいてW杯観戦する方はくれぐれもお気をつけて、どうか無事でご帰国ください。

W杯開始前、ロシア内務省から「日本のサッカーファンの中には、喧嘩しようゼ!底まで飲み尽くそうゼ!と盛り立てる害悪ムードメーカーはいるか?」と電話で聞かれていた。
私は「日本人とロシア人を一緒にしないでください、あんたらと違ってゴミも拾って帰ります」と返していたら、本当にその通りになっちゃった照れ

ありがとうW杯、日本人の素晴らしさとスポーツの爽やかさを再認識した。
テレビ越しにイケメン大満喫。個人的に、アイスランドのイケメンは結婚したいイケメンで、クロアチアのイケメンは連れて歩いて見せびらかしたいイケメンってところです。


さて

母乳のために水分極力とるな、
鶏肉食うな、野菜果物食うな、と女医に言われたので何を食べていいかわからず、米しか食べていません。
牛肉豚肉を食べろ、牛乳はダメだけどケフィールは飲め、サワークリームとカテージチーズは食べろと言われましたが私これら、胃潰瘍以降食べられない。
でも日本の牛、豚肉は美味しく食べられる。吉野家の牛丼が食べたい。

どうしたらよいかわからず、水もなるべく飲まず米だけ食っていたが、日本人海外妻たちから好きなもの食べていいんだよ、水分は必要!と聞き、ロシア女医・看護師の言うことを鵜呑みにしていた自分のアホさに暫し嘆いた。今日から好きなものを飲み食いする。

産後一ヶ月のあいだは週に2回、子供病院から医者か看護師が家に来て赤ちゃんを診に来ます。ソ連時代は毎日来たのにと文句言ってる姑だが、私は毎日来られたくないから、今がソ連じゃなくてよかった。

子供病院医者に診に来てもらう条件
一、アパートのインターホンが使えること
二、靴カバーを用意しておくこと
三、ドアノックにすぐ気が付くこと

うちにはインターホンがありません。医者か看護師が家に来る時間はランダムです。来る前に電話もらえることなんてありません。

靴カバーがないと診ない、と玄関で騒がれた。何軒も家を回るから、いちいち靴を脱いでる時間は無いとのこと。
「騒ぐ時間あればその口閉じて靴脱げるよね」と私は反撃。「私は忙しいの!」と看護師。靴カバー無いから、ビニール袋渡した。
この前の日に来た医者は靴脱いでいたから、私は「へえ~、聴診器も使えない看護師様は医者より忙しいのねえ」と言ったら、「彼女はデキナイ医者なの!彼女みたいにイチイチ靴を脱いでいたらその間にベビーが死ぬ」と愚痴が始まった。

呆れて喧嘩にもならなかった。
来月からは赤ちゃん連れて子供病院に通わないといけなくなる、とても気が重い。待っているのは受付順に並ぶことのないロシア女の列争奪戦の毎日。

バレエ、すぐ戻れると思っていたが出血止まらない。まともに歩けない状態で、バレエは遠すぎる。心は有り余るほど元気なのだが。やはり切腹は恐ろしい。

パキラに七夕飾り付け


夫が欲しいものはミルクたっぷりケーキ