Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

可愛い子には金槌持たせよ

今朝5時、下の階の住人によるディスコ音楽かなんかで起こされた。

夢の中で衣パリパリの鶏肉食らっていたのに、(設定が小学3年生の給食の時間だった)起された私の不機嫌爆発。

 

この住人に私の睡眠を妨害されるのは初めてではない、何度目だろうか。

ドアを手で叩いても騒音で聞こえないらしいので、今回は金槌を手に取り下の階の住人の家へ。

(バレエやってる人は自分用金槌だいたい持ってます)

夫は起きない。幸せ者!

私は金槌でドアを何度か叩くと、さすがに中の人、気がついたのか出てきた。

出てきたのはподъезд(階段というか通路?)で喫煙している不良男(30代後半)の母親。

 

私「朝からうるさい。よくも私を起しやがったな。静かにしろ。法を守れ法を」

不良の母親「すみませんねえ、何度も息子には言ってるんだけども」

私「言うだけじゃ足りないんだよ。行動しろ。その機械壊せ」

不良の母親「私には手に負えないの。。。」

そこで登場、不良息子!

不良「おまえ一人のためになんで俺様が音楽聴いちゃあいけないんだあ?」

私「てめえ黙れ音楽消しやがれ何時だと思っている」

不良「っるせーーーーーー」

母親「すみません」でドア閉める

 

その後はディスコ音楽が聴こえてこなくなった。今日は。

部屋に入ると物音で夫、起きる。金槌持ってイライラしてる私を見て、どこで何してたんだ!?と

説明したら、気をつけろ、金槌持っていくのはダメ。と注意を受ける。

一昨日に夫は、この喫煙不良男と喧嘩したばかりだった。

喫煙されていることにキレた夫は吸殻入れのビンをその場で投げて割ったらしい。

普段ぬいぐるみみたいにおとなしい夫は、キレるとクマになる。

 

夫は、数年前に親友が私と同じように隣人の騒音を止めに行ったら、警察に捕まったエピソードを話してくれた。

その話が素晴らしく男前パパ!私はひどく感激したのでここに記しておく。

 

夫の親友、セルゲイは二児のパパ。23時頃に隣人の騒音で寝ていた子供が泣き出したことに腹が立ち

鉄パイプを持って隣人の家へ。そこにいたのは不良未成年10人ほど。現場は酒盛りでかなり荒れていたらしい。

セルゲイが鉄パイプを持って来たことを面白可笑しく囃し立てた不良らは警察に連絡、

警察が来て、セルゲイ含め不良ら全員警察へ。

既に前科のあった1人の若者と未成年グループの飲酒で彼らが捕まり、セルゲイはすぐ釈放されたものの

危ないところであった。

その一週間後、その前科のあった若者が別不良グループの女を銃殺した。

セルゲイ、危なかったよ!けど子供を想っての勇敢な行動だ。

私はとっさに電話して彼を褒めちぎった。

 

ここ、地区的にはエリート界隈のはずなんだが。

勇敢な男セルゲイが住んでいる地区も、比較的お金持ち界隈。それでもこういう隣人がいる。

まわりはバカばかり。そういうことだ。

 

ついこの間、SNSでモスクワ在住の友人が隣人の騒音愚痴投稿をしていて、そこで話したばかりだった。

朝5時から夜中までハードメタル大音量で流している隣人のせいで子供が寝られないから、どうにかしてくれと

大家に言ったら「お前の子どもがどうとか、知らない。自分で防音壁作るなりなんなりしろ!」と大声で叫び返されたそうだ。

それに押し寄せるはロシア在住日本人によるコメント、

"警察何もしない、腐ってる、まず来ない"、"外国人不法移民とおぼしき住人が暴れてるとでも言えば警察は来る"、

"うちのロシア夫も使えない"、等々、ロシアがいかに理不尽な国であり、日本人は我慢しながら住んでいるかを露呈するコメントばかりで吹いた。みんながんばって我慢している。

子供ができたら、この騒音ストレスはさらに高まるのだろうな。覚悟だ。

 

 

以下、ロシアの騒音規制法について。

法律上、騒いではいけないのは23時から7時の間。

http://yconsult.ru/zakony/o-tishine/

 

今日は先月分の給料が降りた(夫)。月1,2度の外食。

この揚げた寿司、というか酢なし飯だからスシならぬシ!魚は無い。トマト、キャベツ、鶏肉、カニカマ。

スシの概念...左上の生クリームみたいなのはチーズ、下は茹で海老の細巻(酢抜き)

おにぎりだとおもえばいいのかな?