Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

宗教観と国際結婚とお菓子

「国際結婚においての一番の問題は、やっぱり宗教関係?」とママ友らによく聞かれる。
割礼のある宗教とかだとそうらしいが、夫が正教徒であっても、私どこの宗教にも属してないし、神は私だーとか、このラーメン神だわ とか言っちゃう人間なので 爆
 
ボリショイの恩師、イリーナ・スイロワ先生から娘へ
「こんなに可愛い赤ちゃん、神に使える天使の表情。なんて美しい目をしているのかしら。あなたたちのことを神は見守ってくださっているわ。私もあなたを愛しているわ。」
 
と大変重みのある、ありがたきお言葉をいただく。
それと同時に先生の思う神と、私が思う神が別であることを自分の中で噛み砕くのに少し時間がかかった。
 
妊娠中から1年ほど、正教にハマって集会や神父のもとに通って借りた聖書も読んでいたが、
つい最近、正教の教に対して「違う」という答えに行き着いたのです。
生理中は教会に入ってはならない、生理は穢れであるから。という教えを知ったら、頭の中で疑問符感嘆符がランダムに暴れた。
それはつまり、女には月一回数日間、穢れの時期があるけれど、生理のない男は常に清潔ってことで、神だって生理がなければ生まれなかった、なのに生理が穢れなのですか、男尊女卑もいいところだ。
と神父に投げたら、血は血だ、穢れだと返され、正教への関心が一気になくなった。
 
それでも娘を洗礼したことに後悔はないし、感情抜きに、正教の勉強だけは続けていいと思う、正教を通して、ロシア人のメンタルについて気がついたことはたくさんある。
人を許し、自分をも許し、適当に気楽に生きる。
私はそれできないけど、娘はそういうスタンスで生きていけばいいんじゃない。
 
これは正教への批判ではありません、夫と娘は正教徒だしクリスマスも楽しいイベントとして私は祝います。
 
 
生後半年になる娘、好物はビスケット、うさぎ肉ピューレ。今日、1月7日はクリスマスでした。

 
 
劇場に行ったら、連日子供ミュージカル公演で子供がたくさんいた。さすがにまだゼロ歳は来てないようだったから、来年は娘連れてこよう!
バレエ団の同僚たちみんな客演行ってるようで、誰もいなかった。それでもオペラとオーケストラの友達に会えて楽しかった、新年挨拶とか愚痴とか、やはりお口が止まらない。
 
新年祝いに、子供がいる(確か13歳まで)労働人は職場からお菓子がもらえる。これはソ連時代から施行されたようだからだいたいどこの組織も、お菓子配りは義務だと考えている様子。私も今年初めて、職場からお菓子箱ゲット。
 
うちの劇場の会計士はケチだから冴えないお菓子だった。文化省からもらったのは、さらにみすぼらしいお菓子だった。
我が姑(会計士)が会社で注文したお菓子箱
三十路の息子二人が好きなお菓子が入ってるやつを、会社の金で注文しているwww
 
やはり箱も派手なだけに、中身のお菓子もおいしい。
私にも毎年くれる。会社の金で、会計士のずるい裏技だとは知りつつも、お菓子がもらえるのは何歳になっても嬉しい。本当にありがとう。
 
でも、たべきれないから近隣の子供らにあげた。