ロシアで産休取得、ブドウ糖注射拒否!
7時間かかって、検診・スタンプラリー提出・ぶどう糖注射拒否書類提出・エコーして(20週の時ぶりエコー)
9月11日までの産休がもらえました!!!
ロシアの国家公務員ダンサー身分の私は出産まではずっと「軽い仕事期間」でいたほうが手当てが産休より高いから、
産休手続きは1ヶ月後にしたいところだけど、今もらわないと法律的に問題が生じるようなので急いでいました。
2018年に出産することになる私はプーチンからのプレゼントとして第一子誕生手当て金がもらえるみたいです。
微々たる金額だけど私の給料よりは高い。わーい。
ロシアの産休育休制度は日本よりはましですが、大していいものではありません。
少しでも多くの手当てを受け取るために妊娠前に少しでも良い給料の会社に転職する人は多い。
私の場合は出産予定が6月末なので9月11日までの産休。(自然分娩の場合)
帝王切開なら2週間追加されます。産休手当ては給料の100%が支払われるはずです。
自然分娩の場合は9月12日から3年間育休に接続され、子供が1,5才までは給料の40%支払われます。
しかし1,5才を過ぎると手当金は月に50ルーブルになるので生活ができません。
(劇場の会計士情報)
みんな子供を年金労働者の親に預けて仕事出てるわけですね。
外歩けばおばあちゃんたちがベビーカーを押しています。若いお母さんたちもいるけど、
いかにも仕事してなさそうな人ばかりだ。
というか帝王切開だと2週間分給料100%が追加でもらえるからお得な訳です。
さて、ブドウ糖注射拒否の話です。
「ブドウ糖の注射を受けてくれないと産休あげない」と言われました。
妊婦スタンプラリーの台紙が満点じゃないと医者の点数がつかないからです。ロシア。
何時間もまっても朝一で行っても、「もう注射器も薬もないからまた来週」来てと言われ続けて
私は我慢限界。
”医者の言うことに背き、ブドウ糖の注射を受けることを拒否します、何かあったら全て私の自己責任です”
と拒否書を一筆書いたら産休もらえました。
全ての妊婦にブドウ糖の注射をする意味が私にはわかりません。細くても巨漢でもみんなみんな、
何かの検査結果で糖の数値が引っかかった人だけでなくみんなみんな。さらに巨大児を産ませる計画なのだろうか。
教訓、注射に行くときは注射器持参で病院に行け。
私は筋肉注射なら自分でやります。
どっかの国で車の免許は家族や友人に見てもらってOKもらうのと同じで
ロシアでも筋肉注射は人に教えてもらいます。私はどっかのツアー中に女の子に教えてもらいました。
そんなわけでバレエ団の同僚半分は痛み止め注射が打てるので、本番いつでもどうぞなわけで
注射できない男たちや若い子達がぶっ倒れたら、おしりに注射していきます。
お礼はチョコレートでよくってよ。
足の痛みを抑える注射はいつも打ってるけど、妊娠中の子宮収縮の痛み抑えるために
自分でやることになるとは思っていなかった。さすがにすこし怖かったがやった。
そうしないと病院に連れて行かれるし悪くすれば入院です。
あんなところに入院するほうが悪化するので自分でやったほうが安心ですね。