Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

ビクトル神父と出会う

友人が薦めてくれた教会の神父、ビクトルに会いに行って来た。

夫が昔洗礼してもらったり、その後も世話になってきた神父はもうこの町にはいないらしい。

ビクトル神父は、見るからに酒好きの顔で(耳までまっかっか)お茶目で喜作な人だった。

まだ自己紹介もしてない段階で、夫と私はいきなり教会脇にある小屋に迎えられ、ご馳走になった。

今は復活祭までの一ヵ月以上に及ぶ肉絶ち期間、乳製品も食べない期間なので出された食事は魚のスープと米。

とてもおいしかった。みんなで食べるとさらにおいしい。写真に写っている男たちは、教会修理に来ている。

シラフで初対面なのに、始まったのは国家の愚痴、笑。正教会も税を納めている。

ビクトル神父は私の幼稚な質問にも対応してくれて、少しだけロシア正教について理解できた気がした。

つい最近気がついたのだけれど、私が好きで尊敬できるロシア人は、限りなくロシア正教を重んじている人々に近い。

だから産まれて来る子はせっかくロシアの血も持って生まれてくるのなら、私の好きなロシア人のようになって欲しい。

 

夫は私と知り合う前までは肉絶ち期間もする信者でしたが、私と住み始めてから10㌔太り

食べるのが大好きになってしまったので、「忠実な信者」からは遠い存在になってしまいました照れ

「一ヵ月以上肉も乳製品もだめなんて僕、もう無理!!えーん太っちゃったほうがいい!!」と言っています。

実際ロシアで肉無し乳製品無しの生活となると、食費がかさむので助かります。

実は2日間だけ夫は肉絶ちしました。3日も持たなかった。

夫の友人たちは肉絶ちできています笑い泣き

暇さえあれば寝食忘れてコンピューターゲームかアニメ見てる夫、それでも年に数回は教会に通っています。

 

今年は4月8日が復活祭ですねえ。用意しなくては!(たまねぎの皮集めておくの忘れていた)

暇な妊婦だからとくに、子供たちが来てくれるのが楽しみ。

これ年とって夫に先逝かれて、一人暮らしのおばあちゃんになったら、もっと復活祭の日が楽しみになるんだろう。