Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

草津の闘いを経て、姑

昨日はプーチン大好き夫と、大統領選挙へ行ってきました。私は選挙権無いから投票所にいた子供らと、

監視カメラに手振って遊んで終わったけど。場はお祭り気分で、色々な露店が出てました。

変わらないロシア、変化を求めないロシア、うちの夫もも、しっかりロシア人ですな。

風呂に入っていて、去年の夏の草津旅行を思い出していました。

あの時間を取り戻せるのなら、夫と姑を置いて、日本人だけでもう一度行きたい。

 

そもそも姑は、勝手に日本に来た。(私は先に帰国していた)

というか、三十路の息子を一人で飛行機で行かせるのが心配だったからついてきた。

私は日本にいる家族に、ビザの手続きや迎えなど、手間をかけさせることとなった。

 

私は姑に草津に行きたいかどうかネットの写真動画を見せながら聞いていた。

姑は「温泉!おふろね!サウナね!行くわ!山だわ!」と当時はウキウキしていた。

私も日本の家族もみんな、草津に行ったことがなかったのでとても楽しみにしていた。

2泊3日でゆっくりする予定であった。

 

ところが実際草津に着いたら

 

姑「ビーチサンダルを履かないの?履いてはいけないの?温泉入る前に医者のチェックはないの?水虫になるわ不潔だわ病気になるわ」

姑「くさい。死ぬわ。呼吸ができない。死ぬわ。わたしは敏感なの。アレルギー反応が出たわ。山だから呼吸ができないわ。なにこの湿気」

姑「なにこの旅館。汚いわ。ベッドがないわ。料理がまずいわ」

姑「生の魚なんて食用じゃないわ。あなたたちはこんなモノを食っているの。パンはどこマカロニはどこ。米はもううんざりよ。

私の分のお料理はキャンセルしてちょうだい。え?無理なの」

姑「どこも値段が高いわ、高くて買えないわ、ちっとも楽しめないじゃない」

姑「あなたから(私)こんな情報聞いていなかったわ」

 

草津1日目の夜、私の堪忍袋の緒が切れた。それはぶちーんと、激しく。

1年、ロシアで夫の実家に住んだが、姑には普通に接することができていたし、言動に我慢することもできていた。

姑の愛犬、なんだかよくわからない小さい人工的な犬がトイレのしつけできてないことさえ、我慢できていた。

夫にも愚痴っていなかった。

が、このとき大爆発した。私はすべてを吐き出した。部屋のちゃぶ台をまじでひっくり返し、叫びまくってしまった。後悔はしていない。

久々の日本で、日本の家族と、新しくできた家族と、休みにきたのに、どうして姑は全てを壊すのか。

大声で怒鳴り散らす喧嘩になった。(歴史ある旅館に響き渡るロシア語)

夫はママの味方。

初めて見る私の形相に泣き出す姑、「お前は二重人格か」と関係ない夫に言われ、「五重だ」と言い返す私。

等々、以下省略。

 

翌日姑は東京に一人で帰った。ママが心配で一緒に帰るのかと思っていた夫は、なぜか残った。

その後、ロシアに一緒に帰るまで口を一切聞かなかった姑と私。

ロシアに帰ってもしばらく口を聞かなかったが、私の妊娠と同時に和解。

今は、なんでも言い合える仲になりました。

草津のあの派手な喧嘩が無かったら、今でも私は我慢して歯に衣着せまくりで接していたのだろうか。

ということで、よかったことにしていますが

 

やはり日本人だけで温泉街にもう一度行きたいです。

 

夫は草津に来て一番感激したものはトトロだと言っていました........