Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

世界の非常識はロシアの常識

さて昨日の午後は不本意にも心臓病患者に成り下がってあげまして、第一回検査ЦДСに行ってきました。うおー、私、理想的な国家の犬。


ここにどんなロシア語のわからない外国人が見ても分かる数字が手書きで書いてありますね。
1月17日15:00に11番部屋で検査の紹介状グッド!

私と夫、1月17日14:30に到着、11番部屋前で待機。すごい行列。産婦人科ではないので70代の風呂嫌いジジイババアだらけ。悪臭ヤバい。

一人のババアから震える声で
「もう、受付は、終わったみたいだよ。わたしゃ予約に来たんださ」
別のババアも震える声で
「若者たちよ、時間間違えたんでねがあ?」

しばらく待つと11番部屋に用事の人は128番部屋へ移動しろという貼り紙がドアに貼られ、移動。
しばらくして白衣着た若い女が出てきて
「もうとっくに今日は検査受付は終わりよ?次回の予約しか受け付けないわ」

私、怒りMAXムキー
夫、「そうですか…」

そうですか、じゃねえ!!
私はその場で言い返す。
「ワタシは妊婦だ!お前らがお国のために私を心臓病に仕立てて検査したいんだろうが!私は健康に産まれたんだよ!誰がこんなふざけた検査したくて来るか?青い判子をお前らが取得するために従ってやるからさっさと検査しやがれ」

私を怒る夫
「日付を間違えて伝達するのは人間的なミスだ。カーナだって間違えることあるだろう」

「そんなミスしたことないわ!」

謝らないゲス医者
「確認しないあなた達が悪いのよ。
次回の予約は2月末だわ。早くやりたいなら明日、703ルーブルで受付けるわ」

「25日から妻はモスクワへ行くので検査結果は多いほうがいいから、じゃあ明日で」

私 
「は?どこにこんなクズ医者に払う703ルーブルがあるねん!無料のしか私は従わない。てめてらせめて私に謝れ。お前らはミスをした」

謝らないゲス医者
「承知しました、では明日ね。」

このあと夫と喧嘩。コート預け場の前で大声で喧嘩。誰にどう見られようが主体は私。
なんでこんな奴らに金払わなければならないの。日付間違えられた上、謝罪もなく、今度は金要求。これまともな国では恐喝と言うんだよと夫に教える。
夫は、ここはロシア。日本ではない。ロシアの基準だ。みんなこうして生きている。
私はこれを当たり前と受け止めるロシア人が理解できない!!

「こんなところで703ルーブルも取られるなら、普段節約してる私が完全なるバカヤローね。アジアのアホまるだしメス犬ね。お前歩いて帰ったら。私はタクシーで帰る」
と私は夫を置いてタクシーで帰った。

数時間後夫が家に帰ってきて、和解を求めてきた。受け入れる訳ないだろうが。
「どうせモスクワに行くまでに全ての心臓病検査は終わらない。なら、何故703ルーブルも無駄に使い急いで書類確保する必要があるか?さあ、私にあなたの意見を説明しろ」と言うと、夫、明日やることに意味がないと理解した。

というわけで今日はどこにも行きません。わーい。このЦДС検査は2月に延期。明日はЭЭГ検査。さーて何が起こるかな。

これは今朝出した尿検査のカップ代わりにしたボルシチのたね詰めてた瓶。
ボルシチはうちでは保存食。洗ったけど、残った酢と砂糖によって尿が消毒されてるかもね!