Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

産科医指名

お産してくれる医者を自分で選びたい私はネットや知人の情報を得た上で、ゴリさんという男の医者に決めた。

(指名しなければ無料で、その日病院にいる医者がお産を行う。指名しても朝方で指名医が寝ていてこないこともある)

 

検診の担当医にどうやって彼を指名するのか聞くと、病院の会計士に仲介手数料を払った上で、話し合って決めろと言われた。

会計士に「ゴリさんに頼みたい」というと、27週の私にはまだ決めるのは早すぎる、35週になってから来いと言われた。

35週前に破水きたらどうするの。そんな妊婦には選択する権利もないのか。

 

病院ウロウロしていたらゴリさんを見つけた。

私「ゴリさんいくら?あなたを指名するわ!」

ゴリさん「1万1000ルーブル、僕の電話番号あげる。35週になってからじゃないとこの病院では予約できないんだ、狂ってるよね。破水きたら連絡してね」

まともなゴリさんに涙が出た。ゴリさんは約2万円です。

 

夫の立会い出産するかしないかはまだ決めていません。

立ち会うには夫も病院で尿検査やエイズ検査をしないといけないので、そろそろ決めないといけない。

怖がってるなら絶対立会いさせるんだけど、その様子ないから立ち会ったところで何も感じなさそうだし

産まないのに現場に立ち合ったことで産んだ気になられるのも嫌だし

かと言って何もしらずプレゼントを受け取るように子供を手に取り、自動的に立場上「親」になられるのも嫌だし

どうしたらいいんだ。

そもそも私は自然に産めるんだろうか。

※大病院に変えたら、胎児が小さい場合は骨盤狭い私でも自然分娩のお許しが出ました!

つわりつらい時期に、目くそ耳くそ検査した甲斐がありました。

 

夫は飲まない、吸わない、家でグータラが大好きだから同僚と遊びに行くこともない。

だから無理矢理、立会い出産をさせる必要もなさそうです。たぶん、しないかな?検査も面倒だし。

ただ、ロシアでは「医者に面倒くさがられて帝王切開されない為に夫に立会いさせたほうがいい」という意見もあります。

 

SNSで「俺、有名人と飲んでて偉い」アピール兼女性陣に 「カッコイイ俺様ついでに俺イクメン、奥様に優しい」 アピールをするとか、

そういう醜い事は考えたこともないような人なので、私は安心して夫と結婚したのでした。

最近、知人女性が出産しました。それなのに彼女の夫は酒飲み写真をSNSに上げていて、

奥さんは飲みたくても飲めない立場にいるのになんだこの男と思ってしまいます。飲んでる暇あるなら奥さんの手伝いするべきだろう。

そういう人に限って飲むのは付き合いで仕事だと屁理屈を並べます。その知人女性を不憫に思ってしまいました。

私が近くにいたら代わりに回し蹴りかましてあげるのに。ダンサーの脚力なめてはいけません。

 

関係ないけど小学生のとき「フランス人の踵落としってスゴそう!」と男の子らに急かされ、(私はフランス人と呼ばれていた)

披露したらみんなひれ伏しました。女の子らはさらに遠く、どこかへ行きました。

 

私は酒が飲みたいのです...!

今ここに書けているということは、まだましなのです。本当に飲みたくて飲みたくて発狂してるときは大変。

波があって、ビールかトマトが欲しくて叫ぶ。

しかし産後も半年は飲めないと聞いた。

琥珀エビスビールのおいしさが懐かしくて想像するだけで笑顔です。動画見たら「ウオー」と声が出る。

 

 

夫は、そんな彼らからは遠く離れた次元にいるはずです、夫のことは信用しています。酒が飲みたくて暴れている私のために

サイダー檸檬みかん割り作ってくれる夫、これがずっと続きますように。