Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

ヒル治療 ~有痛性外頸骨完治~

検尿カップのなかでヒルを飼っています。名前は4匹ともヒル美ちゃん。1日ごとに水を変えてあげます。



有痛性外頸骨のため、治療に通っていたら、こんなもんヒルで治ると医者に言われ、薬局で医療用(であることを願う)ヒルを購入。
そもそも小学2年生の頃から痛みだした外頸骨、手術で取り除くべきだったのだが、手術が嫌でここまできてしまった。

さっそく、外頸骨の上にヒル美を置いてみるも、足は好かないとヒルに拒否られる。
そこで腹の上に置いてみたら、すぐに吸血をはじめた。
4匹のヒル美が私の腹の上で吸血すること2時間。
最初は飛び上がるほど痛かったが、30分くらいしたら慣れて気持ちよくなって寝てしまった。

吸血後は出血が止まらず 医者が取り出したのは生理ナプキン。


24歳、生理ナプキンを腹におもむろに貼られた記念。

それでも出血止まらず貧血になるも、
有痛性外頸骨は完治!テーピング無しで走れます跳べます。

なんか今までこの外頸骨治療にかかった心労、時間、お金、ヒルで解決してしまってぽかーんという感じである。

ロシアではヒル治療は割りと当たり前のようで、こないだ市場のパン屋さんで耳裏に生理ナプキン貼ってる人を見たので、もしかしてヒル治療したのかと聞いてみたら
「そうなのよ~おかげですっかり元気よ、でもヒルが高かったわ、あなたどこか安いヒル売ってるとこ知らない?え、300ルーブル!安いわね!どこの薬局?ほらねー、だからロシアは困るのよ、賢く情報を得られる人だけが得するの。私みたいな老人はもう無理なのよ。人々や社会の私利私欲に巻き込まれるだけ。ソ連時代はよかったわーはっはっは」と世間話が始まった。

私は割りとおばあちゃんたちの世間話相手として付き合わされることが多い。
手土産に手作りの野菜マリネなどをもらう。

ヒル美を通してまた、私の中でロシアのおばあちゃん度が高まった気がします。

だって若い人はたぶんあまり…笑