Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

おでことカツラ

キューピッド・シーズン到来。今月は残り5回ドンキ。
キューピーといえば、くるくる髪の金や茶のカツラ。
日本のバレエの皆様も、コンクールでカツラかぶりますよね。
私はコンクールでキューピッド踊ったことないけれど、実はあのカツラかぶってみたいとか憧れていました。

前回の公演後、監督にカツラが大きすぎる、何とかしなさいと叱られるも何もできず
悔しい思いをしたので、今回はカツラのために3日間もかけた。
壮大すぎるカツラ物語、みなさんぜひ、私のつたない日本語でよろしければ
聞いてくださいな。
私は本番3日も前からカツラを小さく、ボリュームを抑えるために水をかけようと霧吹きを求めて町を探し回り、やっとの思いで見つけて確認もせずに買ってしまった。
家についてからその霧吹きが不良品で使い物にならないことを知り、
試しにお湯を張った浴槽にカツラを浸していたとき、
オーケストラの友人から「彼氏を振ったから酒を飲まなければならないの。もうカーナの家の前にいるからさっさとドアを開けて」といつものように勝手すぎる連絡がきた。
彼女は美容師の資格も持っている!!!私はやはり普段の行いがいいのだ、実にね。
この状況に彼女。まさにドンピシャである。
さっそく彼女にカツラを見てもらうことにした。
「本番直前に私のところへきて。かぶせてあげるから」で話は終了。

写真下が前回、上が今回。素晴らしい成果を上げた。監督にも叱られなかった。

教訓 ― でこは隠せ