Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

湿布が無いならキャベツを貼ればいいのに

団長の母親から湿布を5箱買ってくるように頼まれた。
腰痛がひどいらしい。

彼女に「なんのためにそんな高級品を貼るの?キャベツを貼りなさい。すぐ治るわよ」
といつも言われていたんだけどな...
キャベツを貼ればいいのにね。笑



ロシアには湿布が無い。(最近はニセモノっぽい日本の湿布を見たことがある。)

ロシア人は、キャベツを貼れ!と言う。
アカデミーの医務室のおばちゃんや、寮母さんに初めて言われたときは、
日本から湿布を持って来ていたのに、本当にキャベツを貼っていた...

「湿布が無いならキャベツ貼れ~!日本人は豊かすぎる!(湿布が買えるから)
キャベツはいいよ、水分を与えてくれるし優しい。」
と医務室のおばちゃんにいわれたことがある。(タマーラ・ワシーリエブナ)



あのスイロワ先生もレッスン中に
「キャベツを貼りなさい」
と真面目な顔して言うので、思わず笑ってしまったことがある。
K ♪ K バレエ
15歳の時。(アカデミー6年生になりたての9月)6番ザルでスイロワ先生と。


ロシア人は自然が大好き。ロシアはもうすぐ紅葉の季節。
ロシア人は落ち葉の中をザクザク歩きながらキノコを採りで忙しくなります(笑)
なので仕事もしなくなります...


デュエットの、ワレリー・アニシモフ先生が言っていた言葉。
今でも、生卵を割るたびに思い出す。

「女の子達!君らは!卵の殻の膜を知っているかい?
足の指が痛くなったらその膜を綺麗に殻から外して巻けば良いんだよ!
プリセツカヤだってセメニャカだってそうしてきたんだ!
僕は知っている!僕らソ連時代の人間はそうしてきたんだ!
だから強いんだ!今の現代の若者は人工品に頼りすぎだ!」

確かに卵の殻に付いている膜は良いですよ。
ロシアに居たときは絆創膏が無かったときやっていた。


何が言いたいかと言いますと、
キャベツより湿布が効くし、
卵の殻より絆創膏がいいですよ と、思うのです。