バレエと妊娠
妊娠前の自分の動画を見て反省会を兼ねて、古き良き昔の思い出に浸っている妊婦(25)です。
ハードディスクから出てくるのはだいたい、昔の動画。
しかもコンクールとかそういう、出場側のこちらがきちんと代金を払って、ビデオ業者から買ったもの。
バレエ団だと自分でスマホを誰か同僚に渡して撮ってもらわない限り、動画が残らない!
踊ったあとに、あ、しまった撮っておいてもらえばよかったと思うことはあっても、
踊る前にビデオのことを思い出すことは少ない。思い出しても、踊って無いときダンサーはタバコ吸いに楽屋もどってるから
袖幕にいない笑
取材とかテレビ局が入った場合はどこからか動画があっても、自分から貰いにいかないと、無い。
そんなの面倒だからそれならいらない。きっとみんな、そんなもん笑
出産後無事にバレエ復帰することが目標だけど、どのくらいかかることやらと不安がある。
バレエ団の同僚見ているとみんなポンポン産んでポンポン戻ってくるから、大丈夫なんじゃないかと軽く考えてしまうが
彼らは自分の母親も近くにいて同居している、しかも身体はなんだかよくわからんけど丈夫なロシア人。
わたしは薄い日本人でしかも産後手伝い望めない、一人だ。
日本人は薄い、四角い、というのは以前から聞いていたけど、妊娠してよくわかった。
一般体型の日本人が妊娠8ヶ月で4㌔の胎児を自然分娩で産むのはまず無理だろう!
ロシア人はそれができる。(姑含めて)やはりロシア人、色んな意味で最強。
監督も産後2ヶ月でバレエ団復帰したそうで。みんなすごいよ。
出産の大変さはいまだに想像つかないけれど、胎動でもうすでに身体のあちこちやられている気がしています。
ボリショイの同期で(まだ現役仲間)結婚した人はいるけど、子供はまだ誰も産んでないから
あ、わたし第一号になるのか。これは成功させないと今後夢がないね笑
あと、戻れたら、いや、戻ったら!バレエ団の動画もう少し自分のためにも残しておこうと思いました。
これ17歳?くらいだったかな。音源はボリショイのシャージナさんというピアニストが弾いてくれたものを、
スイロワ先生がカセットテープに録音したもの。当時のわたしの足音入り...笑
せっかくだからアップしよう。
本番前に音響さんに「本当にこの音源でいいの!?雑音ひどいよ!」と確認された記憶がある。