Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

Pas brise

Pas brise という、"砕かれた"という動作を表すバレエの跳躍技がある。
私も15才以上のためのアレグロ(2/2 2/4 3/4拍子)に、装飾のpasとして基本的に16から32ттまでの少し長めのコンビネーションに使っている。

例)2/4拍子 最後8т
2т 2 pirouette endehor をassembleから
2т quatre
2т temps lie saute entournant 前
2т pas brise 前後

ロシアでは5年生(14~15才)のプログラムに含まれている。2年後の7年生では
Pas brise entournant вперед и назад 1/4 круга (前後の1/4回転)を習得する。
この動きは、dessusの場合が
endedan(内旋)の回転が基礎となる。
例)左足が前のクロワゼ5番ポジションから
1番を通り、前45°に上げる右足は1~8の方向へ

Dessousの場合は通常通りendehorが基本型。1番を通り、後45°に上げる左足は6~7の方向へ
Pas brise entournantは常に方向を意識する必要がある。
出す足の方向だけではなく、着地する瞬間までの胴体の形。
これは後に習得するGrand pas jete passe с броском ноги в сторону и окончении вперед и назад(足を横へ投げて跳び、着地で前か後)、を完成させるまでの近道なのかも、と私は考える。
どちらの動きも、着地する前(空中にいる瞬間)から、既に着地後の形が計算されている。

あとのことを前もって考えるのは
ロシア人らしくないが、バレエは例外。
東大バレエ部はロシアのワガノワメソッドに基づいてレッスンしています。

久しぶりになってしまいましたが
25日は東大バレエ部の活動をします。
今のところ薬学部、文学部、元教養学部などの女性がくる予定です。
※無料です。

12月25日 14:50~16:20
駒場東大コミュニケーションプラザ 北館二階舞台芸術実習室



バレエのおしぎ
東大バレエ部は礼儀正しいのでレッスンのはじまりとおわりには、おじぎをします。
とても19世紀フランス宮廷の貴婦人たちのおじぎと似ています。