Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

キャラクターダンス講習会終了

ロシア舞踊ってなんて美しいのだろう。
4/4拍子はロシアの性質。
ロ短調がよく似合う。
4/4のハンガリーと東南アジア
3/4のポーランドも好きだが、
私は初め(plie)と終わり(grand battement)はロシアの性質で行う。
※礼儀(レベランス)は勿論、ポーランドを用いる。

ロシア舞踊は
キャラクターダンスにおける基礎。
ハロヴォード、むぎわらの籠、星形(карусель или большая звездочка)など、隊形も様々。

足のステップの基本は
・Дробь (в три ножки/с подскоком)
・ハーモニカ、金槌、鍵、長靴
・ヒール(с двойным/на ребро каблука)
など、打つ足のステップが実に魅力的。
腰に当てる手(第4ポジション)、
胸の前で組む腕(第5)は
じゃがいもなどの農作業中の女性、
服を汚してしまう男性を表す。

ハロヴォードは
スラブ民族にとって大切な
春の祝祭日семик(セミーク)にて見らる。19世紀にモスクワ、サンクトペテルブルグの各劇場で踊られた
ステパン・ダヴィドフの"Семик или гулянье марьиной роще"(1815)にも見られるが、
そんなことをしなくても
新年のロシアへ行けば、
街中どこでもハロヴォードが見られる。

私もバレエ団以外では、
外務省に勤める友人とその仲間たち、
そして集まってきた見知らぬ人々と
外で踊ったことがある。
ロシア人に秘めている野性的な生命力、
大きな愛を、身いっぱいに受け止めた。
思えばその年は比較的、幸せだったな。

今日はアルメニア舞踊も稽古しました。
唐突な思いつきで開催したこの講習会、
私も楽しめた。
久々に見る生徒も来ていて、嬉しかった。
14才の女の子に、「またやってください」て言われた。
はい、喜んで。ありがとう!