Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

中谷広貴さんより

2011年9/5 中谷広貴ブログより
昨日は砂原伽音さんのバレエワークショップを撮影させていただきました

まさにロシア式!と言っていいそのレッスンへの熱さは砂原さんが14歳から現在に至るまで受けてきたロシアのレッスンを体現しているようでした

正確な足さばき、ポジション、そしてそこまで使うのか!というくらい大きく流れる上体の動き等、東京バレエ団の時に受けた海外のゲストティーチャーのようなパワーに溢れていました

そして、ベジャールバレエ団の那須野さんから指導を受けた時同様に、同じ日本人だからこそ身体的、環境的な言い訳の聞かない衝撃がそこにはありました

僕自身のバレエ経験、バレエ体験の中で感じてきた数多くの疑問が、砂原さんとの出逢いによって確実にクリアになろうとしています

バレエ団で踊った経験から正直に書くと、これほど正確にバレエを教えられる日本人の同世代のダンサーはいないように想います

なぜなら、ダンサーとして海外でバレエを勉強している人は多くても、バレエ教師として海外で、しかもロシアでバレエを勉強している人はそうそういないからです

世界を見渡してもトップで活躍されている多くのダンサーはロシアで教育を受けたダンサーです

砂原さんが受けてきたロシアでのバレエ教育に小さい頃から触れていくことは、本物に触れることであり、また、留学など将来のビジョンを現実にしようと考えているお子さんとご家族の方には願ってもない相談役となることでしょう

「日本人には日本人のバレエがある」

佐々木忠次さんがおっしゃっていたことを実現したい想いと、同時にこうしてそこに行かなければ得ることの出来ない本物のバレエを同じ日本人が指導する場所を作り、共有出来ることに心から感謝して

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そして、キャラクターダンス指導を見ていただいたときの彼の言葉。
"指導する"ということの責任を強く感じた。

中谷さんのTwitterよりシェアさせて頂きます。

「今日砂原さんが行ったバレエのキャラクターダンスのレッスン。
正直あのレッスンを行える日本人が日本にどれだけいるのだろう。
バレエ団ですら教えてくれなかったリズム、動きの違い、楽しさ。
海外から来るゲストはそんな状況をどう想っていたのだろう。
知らないことは恥ずかしい。だけど知ればいい。 」