Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

客演ツアー中の楽しみ

客演ツアー中は、観光している時間など無い。
踊っていないときは大体、また別の街へ移動している。

ホテルに泊まらずバスや鉄道の中で過ごし、到着後すぐに公演ということも多い。

K ♪ K バレエ
400~450キロもの舞台セットを運んでいる。

K ♪ K バレエ
バスの中は-27度。この中で7時間過ごす。

K ♪ K バレエ
シベリア鉄道でノーヴィーウレンゴイにやってきました。

K ♪ K バレエ
ここはシクティフカール。


限られた時間の中で、5分でもいいからその地方、地方の人たちとお話をしたり、
散歩に出かけたりと、一人で過ごす時間を大切にしている。
一人でいると、みんなと一緒に居る時には気が付かないようなところにも目が行ったり。
これは自分はやっぱり日本人なんだと感じる瞬間。


バスのエンジンが凍って動かなくなってしまうような環境で、シベリアの人々は
どのようにこの厳しい冬を乗り切っているのだろう、
トロリーバスの値段がモスクワの半分だけれど、食品の値段はあまり変わらないどころか
寧ろ高い場合も。

本当にどうしているんだろう、気になる。

トロリーバスを待っているおじいちゃんや、
スーパーの袋を持って歩いているおばあちゃんに話しかけてみる。
話に乗ってくれそうであれば、それらの不思議に思ったことを聞いてみる。


ロシアの地方ではモスクワと違って外国人が少ないので、
「外国人だ!!」と驚かれることや、ジロジロと見られることもある。

貴重な一人の時間、気持ちよく過ごしたいので
外国人に慣れていない地方のロシア人でも、
私のロシア語を分かってもらえるように、普段よりもアクセントに気をつけて声を出してみる。

色んな地方の人々と触れ合ってみることはとても楽しい。
まだ街が出来てから100年ほどしか経っていないムラヴィレンコ、
そしてコガーリム、シクティフカール、ウーフタへ。

ムラヴィレンコでは、私達のために劇場にバレリーナの人形を飾ってくれていた。
こういう嬉しいお出迎えが、とても心にグっとくる。
もちろん、人々の温かさを感じることや、そうでないこともあるけれど、
それがまた私にとっては面白い。

とりあえず外に出てみようと思う;

K ♪ K バレエ
この日はコテージに宿泊。ソチオリンピックに出場する選手達が練習に使うスキー場があった。

K ♪ K バレエ
寒い;