Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

0歳児とバレエ鑑賞

バレエ学校の公演を観に行ってきた。

夫は珍しく仕事していたから娘を連れて。

大人しく二時間、一度も泣かずに観てられるとは驚いた。どうしよう、バレエ好きなのかな、拍手してた。バレエやりたい言われたらなんて断わればいいんだろう今から心配、

だって本当に2時間、最後まで見てた。夫なら秒で寝るかビュッフェ行くのに。


f:id:Kanonsunahara:20190612041046j:image

 

私の勤務先は国立アカデミー劇場、つまりアカデミー(一般教養もカリキュラムに含む、バレエ学校)を持っている。だから1年生から8年生、子供が多い。生理が始まって体型崩れる前の子供たちに限っては、パッと見そこまでボリショイの子供たちと変わらない。こういう地方のバレエ学校から上手くてバレリーナを目指す子が、今後ボリショイやワガノワに転校するんだよね、そして転校先で一番うまかったり。

みんなが入学年から卒業というわけではない、たとえばアンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、私の隣のクラスにはアナスタシア・テトリナは高学年になってから来た。

 

f:id:Kanonsunahara:20190612041422j:image

 

なんだか懐かしくて優しい気持ちになれたよ。

 

ワガノワの振付が多くて、ボリショイの私には許しがたい振付もあった。それは、シギデュリア。ドンキ一幕の場面。

うちの劇場のドンキでもワガノワに近い振付、キリル・シーモノフ改訂版で、こないだ踊ったけれど、気持ち悪かった。私はボリショイのが好き。ワガノワも、あれはあれでいいと思う、ただヨーロッパチックというか、上品なのかもしれないけど、熱さが足りない。見る側からしても踊る側からしても、もっと雑でいいから動きが欲しい。

食わず嫌いなわけではなく、ボリショイというかムガフの動きが好き。

あー、モスクワ行きたい、ムガフいきたい(笑)


f:id:Kanonsunahara:20190612043518j:image