Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

ロシアでもネオクラシックバレエ

最近はロシアでも、クラシックではないバレエ作品、ネオクラシックが増えてきた。

 

この2週間でネオクラの舞台が5回。シンデレラに真夏の夜の夢に、春の水に、、。全部クネクネ振付で脳みそオーバー、振付覚えんでもいいクラシックで頭休めたい。

ネオクラのギャラ三倍にしてくれたら倍速で振付覚えられるんだけど。爆

 

どの作品も私には、曲と衣装が違うだけで振付が同じに思えて、覚えるのに苦労した。それでも、ネオクラなんて日本にいたときは踊る機会があったわけないし、どうせロシアにいるなら、バレエダンサーやめる前に踊っておいておこう。というかネオクラの公演数充実してる劇場のほうが、まだ金がある、給料がまとも!

 

移籍前は、その劇場のバレエマスターの作品を踊らされた。ロシア地方国立劇場で働いた日本人なら一度は踊らされ、わかるだろうこの心の叫び。振りがダサいー、ワカメー、衣装も演出も選曲もダサいー。

(振付をすることでバレエマスターは、省庁からお金がもらえるのであります。)

 

だから移籍したんだけど。(という人は多いはず)

それでも移籍前に踊ったせむしの仔馬とカルメンは、ロシアでは名の通るバレエマスターの作品で、とてもかっこよかった。彼女が芸術監督になるのを期待していたのだけど、まあ大人の事情でそれはありえなかった。

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Youtubeでドイツやヨーロッパ人の作品を適当に検索して見ると、どれもかっこいい。キリル文字じゃなくて英語だからかっこいいという先入観によって際立つのだろうか、なんてヨーロッパ人にはヒゲが似合うんだろう。胸毛さえかっこよく揺れてるよ、ロシア人なら風呂はいれよって感想しかないのに。